Energy
クラウド版地中熱ヒートポンプ設計・性能予測プログラム
”Web Ground Club”と日本全国3次元グリッド地層データベース
長野 克則
教授
Katsunori Nagano
博士(工学)
複層地盤や地下水流れ効果、冷却塔の付帯も計算できる
10 年程前に地中熱ヒートポンプシステム(GSHP)設計・性能予測ツールGround Club(GC)を開発し,約150 本頒布.現在,クラウド対応の進化版ツールGCCを試用公開.日本全国 3 次元地層物性データベースを構築,GCCに搭載.
研究の内容
社会実装への可能性
- ・大規模GSHP施設の設計や性能予測の計算やデータ利用がいつ・どこでも可能
- ・地下水流れが豊富で複数の地層からなる地盤に対しても性能予測計算が可能
- ・冷却塔や太陽熱集熱器の付加による地中温度の安定性評価が可能
- ・3次元グリッド地層データベースが利用可能
- ・地中熱利用ポテンシャルマップ整備可能
産業界や自治体等へのアピールポイント
GCCは冷却塔や太陽集熱器,変流量制御を含むシステムにも対応でき,地下水流れ効果を加味した長年の地中温度の安定性や省エネルギー性の評価が可能.国内数十万本の深井戸データから得られた地層情報を元に,クリギング手法により 3 次元グリッド地層データベースを独自構築.GCC に搭載し,設計などに自在に利用できる環境を整備.
研究キーワード
2018/4/3更新, 2018/4/3公開