北海道大学 研究シーズ集

Tourism / Community development

官民連携型ロングトレイルの整備・運用を通じた
観光創造に関する研究

木村 宏 特任教授 Hiroshi Kimura

域内外の主体間の関係性に着目して

観光地、鉄道駅、空港などを起点とした長距離歩道(ロングトレイル)が注目されてきました。歩ことで地域の自然や文化に触れ楽しむトレイルの整備・運用のあり方について、官民様々な主体の連携や住民参画のための施策を中心に研究しています。

研究の内容

日本各地で、地域連携、地域資源の活用策、新たな滞在プログラムとして「ロングトレイル」が整備されています。本研究では、地域の自然環境や文化に触れながら山や街、そして海岸を歩く楽しみを伝える観光コンテンツとしてのロングトレイルと、地域の自然環境や文化を保全し、行政や民間事業者、地域住民の連携を促す地域ネットワーク装置としての役割に着目し、それぞれの機能を効果的かつ効率的に果たすための仕組みづくりについて検証しています。
震災の遺構を歩いてめぐる「みちのく潮風トレイル」は、東日本大震災で被災した、青森から福島までの三陸復興国立公園の沿岸を貫く新たな長距離歩道として、環境省が整備を進めています。震災の経験を後世に語り継ぐ使命を加味し、本研究の対象地として政策的な枠組みの存在やその運用について考察しています。

  • トレイル開発を通じたまちづくり主体の連携フロー

  • 9市町村の連携によって完成した「信越トレイル」

社会実装への可能性

  • ・官民連携による観光振興策の検討
  • ・自然環境の持続可能な活用方策検討
  • ・DMO研究
  • ・広域連携(観光)に関する研究

産業界や自治体等へのアピールポイント

2020年の東京オリンピック開催に向け、訪日外国人の数は増加の一途をたどっています。訪日外国人の滞在中の興味の一つである地方の自然資源・生活文化に触れたいという欲求を満す手段として、また、地方創生や観光による地域活性化の一つのチェンネルとしてロングトレイルは有効な取り組みと考えています。

2018/4/3公開