北海道大学 研究シーズ集

Human and Social Sciences

ロシア極東・極北地域の経済発展

田畑 伸一郎 教授 Shinichiro Tabata
社会学修士

北海道の自治体・企業との連携の可能性を探る

ロシアの極東地域、極北地域の持続的経済発展は可能であるのかについて、国際的な共同研究を行っています。これらの地域が抱える問題には、北海道との共通性も多く、北海道の経済発展を考えるうえでも、参考になる点が多くあります。

研究の内容

ロシアの極東地域、極北地域は、資源利用や国防上の必要性によって開発が進められてきたという点において北海道との共通性を有します。製造業の発展が、国内の他地域と比べて遅れていることも似ています。このような地域において、どのような持続的経済発展が可能であるのかを明らかにすることが研究の目的です。私自身は、社会経済指標に基づく数量的、統計的な経済分析を行っていますが、地質学、社会学、政治学、国際関係論、環境学等の専門家を交えた国際的、学際的な連携により、この共同研究を進めています。また、こうした専門家とともに、現地調査を行うことも、本研究にとっては大きな意義を有しています。これらの地域は、隣接する外国との経済関係の発展に活路を求めていますから、北海道には、ビジネス・チャンスも大きく開かれていることになります。

  • ヤマル半島のトナカイ肉加工場

  • サレハルド近郊の建設中の淡水魚養殖場

  • ロシア極東における石油・ガスの生産と輸送

社会実装への可能性

  • ・石油・ガス資源の利用
  • ・資源加工部門への投資
  • ・高品質の農産品・消費財の輸出
  • ・輸送インフラの改善
  • ・北極海航路の活用
  • ・旅行業の発展

産業界や自治体等へのアピールポイント

ロシア全体だけでなく、その極東地域、極北地域に関して、どのような社会経済統計が入手可能であるか、それらの数値がどのような意味を持つかについて、適切なアドバイスができると思います。北海道の自治体、企業は、日本のなかでこれらの地域に地理的、気象的、文化的にもっとも近いというメリットを活かしていけると考えています。

研究キーワード

2018/4/3公開