北海道大学 研究シーズ集

Tourism / Community development

エコツーリズムによる地域創造研究

下休場 千秋 教授 Chiaki Shimoyasuba
博士(芸術文化学)

アフリカと日本の比較によるグローカルな視点に基づいて

観光創造は地域創造であり、持続可能な地域づくりの主体は地域住民であるとの立場から、エコツーリズム、フットパス、エコロジカルプランニングの手法を取り入れ、レジリエンス(復元力・回復力・防災力)を備えた地域づくりに関する研究を行っています。

研究の内容

本研究は、地域環境が有する土地利用に対する可能性と限界を評価する土地利用適性に基づくエコロジカルプランニング手法と、アフリカ、カメルーン共和国や国内外の各地において、1980年代後半から始めたフィールドワークを基本としています。地域環境特性を評価する環境アセスメント研究、さらに、新しい地域創造のあり方として、グローカル(地球規模で考え、地域において活動する、Think globally, act locally)の視点から、地域環境保全、地域文化の伝承と創造、地域活性化という三つの目標を同時に達成するエコツーリズム、フットパスについて研究と実践を行っています。

  • 富田林市地形地質模型

  • ブドウ畑のフットパス(余市)

  • 世界遺産ラリベラ(エチオピア)

社会実装への可能性

  • ・グローカルな視点からのエコツーリズム、フットパスの計画立案
  • ・地域観光資源の環境評価に基づく観光基本計画
  • ・環境ガバナンスにおける合意形成研究
  • ・防災・復興地域づくり

産業界や自治体等へのアピールポイント

訪日観光客が増加する現代社会において、異文化交流の場となりつつある地域の自律的な発展を目指す地域創造が求められています。地域住民が主体となり、地域の固有性を生かした持続的で責任あるエコツーリズム、フットパスは、地域の国際化に対応する観光創造において有効な手段となり得ます。

2018/4/3公開