北海道大学 研究シーズ集

Environment

地域の自然エネルギーを活用した省エネルギー

羽山 広文 教授 Hirofumi Hayama
博士(工学)

冷涼な外気を活用した空調システム

本研究開発は、地域の気候特性である冷涼な外気を活用した自然エネルギー利用空調システムを構築し、環境に配慮した超省エネルギーな「環境建築」を実現しました。

研究の内容

■石狩データセンタ: 寒冷地の特性を十分に活かし、IT機器の適切な冷却と運用・省エネルギーを目指す空調システムを実現しました。①100%風量外気導入を可能とした建築・設備計画、②厳しい気象条件、高発熱サーバに対するモックアップ実証、③サーバ排熱利用による暖房効率向上、④外気冷房時の温湿度制御の実現、⑤年間空調消費電力80%削減の超省エネデータセンターの実現。
■シチズン夕張新工場: オイルミストが発生する生産施設において、冷涼な気候を活用した外気冷房併用型置換換気システムの設計・施工・運用評価を実施しました。①換気効率の向上を目指した置換換気システム、②冷涼な外気を活用した外気冷房システム、③空気搬送動力の削減を図った空気調和システム、④排熱利用を図った暖房システム、⑤高効率運転に配慮した運転制御システム。

  • 外気冷房を用い超省エネルギーを実現した石狩データセンタ

  • 置換換気システムのシステムモデル

社会実装への可能性

  • ・住宅
  • ・事務所ビル
  • ・機械・食品などの生産施設
  • ・データセンタ

産業界や自治体等へのアピールポイント

建築の省エネルギー技術は、地域および建物の特性に合わせ、個々に検討する必要があります。事業用建物から住宅まで、どのような種類の建物でも検討の余地があります。

2018/4/3公開