北海道大学 研究シーズ集

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プランクトン:3件

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    プランクトンを通して、海の状態・変化を知る

    海洋生態系において、プランクトンは、温暖化などの影響をいち早く受けるため、良い指標となります。極域や亜寒帯域を中心に、植物および動物プランクトンの種類や量を調べ、気候変動による影響の解明を目指しています。

    研究の内容

    ①北極海の動物プランクトン群集が近年変化していることを解明。
    ②太平洋の種が北極海内で産卵・孵化していることを初発見。
    北極海の入り口であるチャクチ海で、近年、太平洋産の動物プランクトンが多くなっていることを発見しました。さらに、輸送されている太平洋産種が、北極海の中で産卵・孵化していることを世界で初めて発見しました。
    ③海氷変動により、植物プランクトンブルーム時の種と規模が変わることを解明。
    北部ベーリング海で、海氷融解タイミングが変化すると、その後の植物ブルーム構成種と規模が大きく変わることを解明しました
    ④氷河融解水流入により、栄養塩が湧昇し、ナノ鞭毛藻類を介した生産が増加する。
    グリーンランドフィヨルドで、氷河融解水がマイクロプランクトン群集に影響を与えていることを解明しました

  • LED光の集魚特性の解明

    LED光で魚の行動を制御する

    近年、水産技術の研究では集魚効果のみならず魚の行動制御への利用といった点からもLED光は注目されている。本研究では、LED光の波長(色)ごとの魚の集魚特性と行動への影響を明らかにすることを目的としている。

    研究の内容

    本研究では、自然環境下に生息する魚を対象として、光特性(色,光強度)の異なるLED光における集魚効果の変化を調べるとともに、環境要因を排除できる屋内環境において同様な種を対象として実験を行い、光特性の変化が行動に与える影響を調べ、魚を集める・忌避させる。さらに、魚の活性を増減させる光の条件を明らかにすることを目的としている。

  • 光るプランクトン

    カイアシ類のGFPとルシフェラーゼ

    海洋生物の中には生物発光をする様々な生き物が居ます。プランクトンの中で最優占するカイアシ類から、蛍光タンパク質(green fluorescent protein: GFP)と分泌型ルシフェラーゼ(発光酵素)を同定しました。

    • 北極海では近年の海氷衰退により、もともと北極海にあった群集(左図の群集B)が、太平洋産種を含む亜寒帯性の群集(群集A)に代わりつつある様子が、1991/92年と2007/08年の比較で分かります。動物プランクトン相に優占するカイアシ類には、生物発光能力を持つ種も多く、右の写真はGFP(右上図)とルシフェラーゼ(右中図)を持つ種です(右下図はカイアシ類の明視野写真)。

    研究の内容

    動物プランクトンは、海洋生態系において基礎生産を高次生物に受け渡す、エネルギー転送者としての役割を持っています。北極海に優占する動物プランクトンはカイアシ類で、大半の種が1年以内の世代時間を持ち、かつホルマリン固定にて、半永久的な試料保存が可能なため、該当海域における生物生産の経年変動を評価するのに適した分類群です。またカイアシ類のうち、いくつかの種は生物発光能力があります。これは、暗い海の中で、捕食されそうになった時に発光し、捕食者への目くらましに使用すると考えられています。カイアシ類から、蛍光タンパク質(GFP)とルシフェラーゼ(発光酵素)を同定しました。