北海道大学 研究シーズ集

English

第二言語習得理論:1件

1頁の掲載件数 20 50 改頁しない 分野別アイコン凡例
  • ライフサイエンス
  • 情報通信
  • ナノテク・材料
  • ものづくり技術
  • 人文・社会科学
  • エネルギー
  • 環境
  • 観光・まちづくり
  • 北極域
  • 社会基盤
  • 共用機器
  • 「すごそうな英語」 よりも 「伝わる英語」 の習得と教育のために

    様々な言語の話者が英語でコミュニケーションを行っている現代において重要なのは「母語話者のような英語」よりも実際に相手に「伝わる英語」だと言われています。私は音声言語を中心に英語の「伝わりやすさ」に影響を与える特性について研究しています。

    • 分析対象の音声
      agree の <V> は日本語の音節構造の影響で不要な位置 (子音 /gr/ の間) に母音が発音されていることを示す

    • 様々な言語の母語話者 (いずれも言語学もしくは英語教育の知識を有する) による日本人英語音声の評定値の多重相関分析
      EN: 英語母語話者 / JP: 日本語母語話者 / OT: その他の言語の母語話者
      母語が一致する評定者間 (英語ー英語 / 日本語ー日本語) の評定値の一致度が高い傾向があるが、それに関わらずに総じて評定値の一致度が高い

    研究の内容

    近年の英語習得研究においては特に音声言語において「母語話者らしさ(nativelikeness)」と「伝わりやすさ(intelligibility)」が区別され、それぞれが異なる要素の影響を受けていると言われています。恐らく言語一般的に母語話者らしさに影響を与えるのは当該言語の方言差が生じる部分で、英語の発音では母音の違い(route: 英/ru:t/ 米/raʊt/)、日本語の発音ではピッチアクセントの違い (牡蠣 vs 柿)) がこれに相当します。一方で国際コミュニケーションのためには 「伝わりやすさ」 の向上が重要であることは学界の共通認識であるものの、その要因となる特性については更なる研究が必要な状況です。本研究では様々な母語の話者による日本人英語音声の評価とその音声特性との相関を分析しました。

    小西 隆之 准教授 Takayuki KONISHI
    博士 (国際コミュニケーション)