インタビュー
情報科学研究科 NET JOURNAL 10
イベントに関する情報は情報としての有効期間が短く、従来の情報推薦技術では扱いにくいものでしたが、ユーザの興味や地理的特性など複数の要因を組み合わせることで柔軟に推薦を行う手法を開発しました。
ユーザの過去の情報閲覧履歴から、どのようなジャンルや情報源を好むのかを推定し、また興味の似通ったユーザの閲覧傾向を参考にしながら、対象ユーザが興味を持つイベント情報を推定します。さらに、ユーザの地理的特性を考慮して、最終的にユーザへ情報提示を行います。システム全体のパフォーマンスが上がるよう、情報配信のタイミングを全体で調整しています。
調和系工学研究室では、人工知能や情報工学の技術を応用することで新しいタイプの情報サービスを生み出し、社会を便利にしていく研究を行っています。基礎研究のみならず、実際にサービスを社会実装することまでを研究の対象と考えています。