北海道大学 研究シーズ集

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Manufacturing Technology

マルチ・フィジックス・シミュレーション

電磁気・熱・流体・構造すべての連成現象を明らかに

電磁気、熱、流体、構造などのマルチフィジックス現象をシミュレーションする。メッシュの生成から、シミュレーションの実施、結果を可視化するところまでを総合的に研究しています。見えない現象を観察することで、ものづくりへの貢献を目指しています。

研究の内容

商用シミュレーションソフトでは解析できない、電磁気を中心とした熱、流体、構造などのマルチフィジックス現象を解析するための、シミュレーション・ツールを独自に開発している。それぞれの現象に適した解析手法を厳選し、そのためのメッシュ生成、高速化、大規模化、解析結果の可視化(描画)までをトータルに研究している。機器の性能評価から設計までの適用を目指している。さらに、最適化アルゴリズムやゲーム理論などを併用し、高度な設計技術も可能となっている。

  • 誘導加熱の発熱量分布シミュレーション

  • エア・イジェクター・ノズルの噴射シミュレーション

  • 磁性流体の流れシミュレーション

社会実装への可能性

  • ・モーター
  • ・光選別機のイジェクター・ノズル
  • ・電磁誘導加熱器
  • ・NMR/医療用MRI
  • ・加速器
  • ・VR/AR教育システム

産業界や自治体等へのアピールポイント

単なるシミュレーションソフトの開発ではなく、製品の設計、性能評価に重点を置き、企業と協力して製品開発に取り組むことを目指しています。

2018/4/3公開