北海道大学 研究シーズ集

Human and Social Sciences

口には出しにくい意見を聞きとる技術

河原 純一郎 准教授 Jun-ichiro Kawahara
博士(心理学)

潜在連合検査を利用した無意識的な態度測定法

人は本音と建て前を使い分けます。アンケートや面接法では本音が隠されることもあります。潜在連合検査法は,5分程度のオンラインゲームのようなインタフェイスで,面と向かって言いにくい態度の測定を可能にする技術です。

研究の内容

アンケートや面接で,ある製品やサービスに対してどんな印象を持っているかと尋ねてみても,相手は常識や対人関係,社会規範などに基づいて,“望ましい,模範的な”回答をしてしまうかもしれません。一方,潜在連合検査(Implicit Association Test)と呼ばれる手法を用いることで,意識的には出しにくい本音に迫ることができます。よい・わるいだけでなく,さまざまな感情状態の測定に応用できます。

社会実装への可能性

  • ・製品A vs. Bの潜在的な態度測定
  • ・低濃度アルコールの酔い感計測
  • ・自動車運転の適性予測
  • ・新製品へのワクワク感の計測
  • ・潜在的な疲労度測定 (Sato & Kawahara, 2012) など

産業界や自治体等へのアピールポイント

認知行動科学研究室は製造業,サービス業,情報産業,公共団体とのさまざまな共同研究経験があります。人間の特性に基づく認知行動科学の研究成果を活かして,実証データから問題解決にアプローチしてゆきます。

関連情報

研究キーワード

2018/4/3公開