Tourism / Community development
ボーダーツーリズム(国境観光)で地域を変える
岩下 明裕
教授
Akihiro Iwashita
博士(法学)
根室、宗谷、オホーツク
センターに2013年度に設置された境界研究ユニット(UBRJ)は、国内外のボーダースタディーズ(境界研究)を主導する日本でもユニークな組織です。北大の人文社会系と博物館の教員で構成されています。最近は境界地域の観光振興を手がけています。
研究の内容
2012年11月、国際会議Border Regions in Transition第12回大会を福岡と釜山で主催。博多からジェットフォイルで対馬の厳原へ。名所をバスで巡り、北の比田勝に向かい、そこから釜山に到着。その成功は内外でも注目され、「日本でもボーダーは観光資源になり得る」と地域シンクタンクや関係自治体とともにボーダーツーリズム(国境観光)の事業をスタート。対馬・釜山、稚内・サハリンの越境観光や、根室から稚内に陸路縦断する「国境を越えないボーダーツーリズム」はメディアでも大きく取り上げられています。詳しくは下記のURLをご覧ください。http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/ubrj2/projects/border-tourism/
社会実装への可能性
- ・境界地域(borderlands)の実情にあわせた観光やまちづくりコンサルティング
- ・旅行会社(ビッグホリデー、エムオーツーリスト、北都観光など)との連携によるツアーの組織と広報
- ・地方自治体でのアンケート調査分析
産業界や自治体等へのアピールポイント
NPO法人国境地域研究センター(ビジネスや市民)と協働し、境界地域研究ネットワークJAPANとともに日本中の境界自治体が共同研究を支援します。観光のみならず、まちおこしプランも提言します。
参照URL http://src-hokudai-ac.jp/jibsn/ http://borderlands.or.jp/
2018/4/3公開