北海道大学 研究シーズ集

Human and Social Sciences

組織の内部コミュニケーションに関する研究

辻本 篤 准教授 Atsushi Tsujimoto
社会学修士

リスクと戦略系におけるコミュニケーション

経営組織の内部で形成されるリスクコミュニケーションに関心があります。「リスク」は「純粋リスク」と「動態的リスク」に大別されますが、これらの要素がどのように組織内でコミュニケーションを形成し、個人や集団の行動を規定するのかを検討しています。

研究の内容

私の研究目的は、まずは組織の内部で形成される固有のコミュニケーション現象を突き止めることにあります。「純粋リスク」では、特に製品事故における対内的/対外的な組織広報のあり方や、危険物取扱組織における対内的リスクコミュニケーションのあり方を模索しましたが、ここ暫くは、「動態的リスク」を重点的に扱ってきました。組織の中で創出/攪乱・拡散/構造化するコミュニケーションを観察し、そのひとつひとつに、組織にとっての、何らかの、「意味/価値のまとまり」を見つけることが、斬新な組織戦略を導くと考えており、研究の独自性や特徴はそこにあると考えております。この点について、最近は社会的組織(例:写真)がどのような意図を持って組織化されていくのかも検討しております。

  • 図 ウクライナ・キエフ市内での抗議デモ(2014年1月, 筆者撮影)
    EU経済圏へ加入することを望む人々がヤヌコーヴィチ大統領の判断(EU加盟を見送り)へ抗議するデモ。

社会実装への可能性

  • ・組織におけるリスクコミュニケーションのあり方の検討
  • ・プロジェクト型組織のコミュニケーションの進め方の検討

産業界や自治体等へのアピールポイント

最近では、社会的組織(自治体や地域コミュニティ、意図を持った集団等)において、どのようにすれば円滑なコミュニケーションが実現するか、という事も考えております。

研究キーワード

2019/3/27更新, 2018/4/3公開