北海道大学 研究シーズ集

Information and Communication

スポーツコンテンツの次世代可視化技術

高橋 翔 准教授 Sho Takahashi
博士(情報科学)

知識共有を加速させる情報提示技術の創世

スポーツの観戦や教育等を助けるデータを提示する次世代可視化技術を構築します。利用者やその周辺環境から得られる多様なデータから、「分析データ」と「利用環境に適応した提示方式」を定める理論を導出し、知識共有を加速させる情報提示を可能とします。

研究の内容

スポーツを取り巻く現状として、様々な映像配信が普及し、映像と共に関連するデータをスマートフォン等のモバイル端末によって閲覧する新しい観戦の環境が構築されつつありますが、サッカーにおいては、フリーキックの成功率や走行距離等の基本的なデータを閲覧可能としていることに留まっています。本研究は、利用者やその周辺環境から得られる多様なデータを分析し、利用者の理解を助け、知識や経験が必須な場合においても、その知識共有を加速させる可視化を可能とします。例として、パスコースや優勢な度合い等が挙げられます。本研究の可視化技術は、利用者を取り巻く様々なデータを取得し、多様な情報を利用環境に適応して提示可能とするものであることから、IoTやAIの分野への応用可能性が高く、これら分野における新技術の創世への貢献が期待できます。

  • サッカー競技におけるパス可能な領域の可視化の例

  • フォーメーションを分析する様子の例

  • 優勢な度合いの分析・可視化の例

社会実装への可能性

  • 本研究では、競技を超えた情報提示、例えば、サッカーの分析に基づいて、ラグビーにおけるデータ提示を可能とします。この技術は、データ量が多くない課題や多様かつ異種なデータを分析する課題への応用が期待できます。

産業界や自治体等へのアピールポイント

「ラグビーワールドカップ」や「東京オリンピック」が国内開催されますが、本研究は、スポーツの分析データの適応的な提示によって、スポーツをより身近なものとしつつ、競技レベルの向上を加速させることに貢献します。その結果、本研究をきっかけとして形成されるスポーツ文化によって「QOLが高い社会」の実現に繋がることが期待できます。

2018/4/3公開