北海道大学 研究シーズ集

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Human and Social Sciences

eラーニングの改善と教育のオープン化

重田 勝介 准教授 Katsusuke Shigeta
博士(人間科学)

オープンエデュケーションによる未来の学びの実現

eラーニングをはじめとするインターネットを用いた教育学習を、教育工学の視点から研究しています。加えて、オープンコースウェアやMOOCなどによる教育のオープン化を、教材の質改善や学習効果向上に役立てる実践研究を行っています。

研究の内容

インターネットを用いた学習(eラーニング)の改善と、教育のオープン化による教育の質向上が研究のテーマです。eラーニングを効果的に実施するにあたっては、教授設計理論(インストラクショナルデザイン)に基づいた教材の開発や評価手法の実装が不可欠です。反転授業のような対面教育と効果的に組み合わせたブレンド型学習(ブレンデッドラーニング)により学習効果を高める研究を行っています。また、OCW(オープンコースウェア)やMOOC(大規模公開オンライン講座)などの、学校や大学等の教育機関に留まらず学習機会を提供する活動「オープンエデュケーション」により、講義映像や教育実践そのものを一般に公開し、多様な学習者や専門家を巻き込みながら教育を行うことで、継続的に教材や教育そのものを改善する研究も行っています。

  • 図:北海道大学オープンコースウェア(HU OCW)

社会実装への可能性

  • 学校や大学などの教育機関だけでなく、企業や病院における研修など人材育成に関わる幅広いフィールドにeラーニングを効果的に導入することができます。またオープン化による広報や質向上の手法も可能です。

産業界や自治体等へのアピールポイント

eラーニングの効果的な導入方法や、教授設計理論(インストラクショナルデザイン)に基づいたデジタル教材の開発を提案できます。またeラーニングと対面授業を効果的に組み合わせた教育手法や、教育効果を測定する評価方法についての研究も実施いたします。オープンエデュケーションの活用による実践研究も可能です。

2018/4/3公開