Open Facilities
1枚の顕微鏡画像でも、全てを語れる
三上 秀治
教授
Hideharu Mikami
博士(理学)
日本全国の研究者へ、最新の生物顕微鏡を提供する施設
日本全国の研究者が最新の生物顕微鏡を利用できる施設としてニコンイメージングセンターは設立され、現在は電子科学研究所の運営で活動しております。顕微鏡に触れたことのないような初心者の方にも、専任スタッフが機器やソフトウエアの操作方法を説明します
研究の内容
近年になってバイオイメージングの需要はますます増大しており、遺伝子導入技術や蛍光タンパク質による分子・細胞マーキング技術、そして顕微鏡などの観察機器の性能も、飛躍的に向上しております。しかし高性能の顕微鏡システムは非常に高額で、特にスタートアップ時にすべてを揃えるのは困難なうえ、誰でも簡単に優れたデータを取得できる訳ではないところに、イメージングの難しさがございます。
当センターは学外の研究者にも広く機器を開放し、機器やソフトウエアの操作指導のみならず、イメージングのノウハウも提供します。また本年より「先端バイオイメージング支援プラットフォーム」にも参画し、国内の他の顕微鏡施設とも連携して、最先端の顕微鏡の利用の支援にも携わっております。イメージングを検討中の企業の方々におきましては、まずはぜひご検討ください。
社会実装への可能性
- ・共焦点顕微鏡での観察
- ・細胞挙動の長時間観察。数日間、良好な細胞状態とフォーカスを維持
- ・固体基板表面など、非生物サンプルでも対応可
産業界や自治体等へのアピールポイント
大学のみならず、企業で研究開発に従事する研究者の方でも利用できることが特長で、全国でも類がありません。また札幌に来て観察を行うのが難しい場合は、皆さまに代わってスタッフが観察を行う委託観察も承っております。「とりあえず見学したい/試してみたい」など、お気軽にお問い合わせください。
2018/4/3公開