Information and Communication
高速ロボティクス
妹尾 拓
准教授
Taku SENOO
博士(情報理工学)
"高速性"をキーワードとして,高速化に必要なアーキテクチャから,高速化に付随して生じる課題解決技術まで,理論・アルゴリズム・デバイス・システム・アプリケーションといった総合的な観点でロボット開発をおこなっています.
研究の内容
主に以下の3つのカテゴリーから構成される高速ロボティクスを研究しています.
I. スポーツスキル:従来のロボットが不得意としていたダイナミックな運動を実現する研究.特に,スポーツ時に観測されるような投打走捕に関する技能の創出を目指します.
II. 動的操り:多指ハンドを利用して特定作業の自動化・高速化を実現する研究.特に,組立から検査までを対象とした多種多様なタスク/工程の遂行を目指します.
III. 衝撃完全制御:高速接触時に生じる撃力を抑制して,高速性と柔軟性を両立する研究.特に,バックドライバビリティに着目した新たな衝撃緩和技術の確立を目指します.
社会実装への可能性
- ・FA製造ラインの高速化, 高精度化
- ・ロボットの高速視覚制御 (高速位置決め, 無停止作業,衝突回避)
- ・人間機械協調, 人間動作支援, ヒューマンロボットインターフェース
- ・柔軟対象物の制御
- ・自動車運転補助
産業界や自治体等へのアピールポイント
従来のロボット挙動を高速化するだけでなく,ハードウェア・システムの高速性を利用した新たなコンセプト・動作原理・ロボット技能・アプリケーションの開発をおこなっています.ご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください.
研究キーワード
2023/4/7公開