北海道大学 研究シーズ集

English
Life Sciences

イヌ血管肉腫の患者由来モデルを用いた病態解明と新規治療薬の検討

青島 圭佑 講師 Keisuke Aoshima
博士 (獣医学)

培養細胞株・PDXモデル・臨床FFPE検体と既存解析データを活用する共同研究基盤

イヌ血管肉腫の培養細胞株、患者腫瘍組織由来異種移植モデル (PDX モデル) 、臨床検体パラフィン包埋 (FFPE) ブロックを用い、病態解明と治療候補の検証を進めます。取得済みのシングルセル・空間解析データを用いた共同研究も可能です。

研究の内容

培養細胞株では候補遺伝子の機能や薬剤の直接作用を、患者腫瘍組織由来のPDXモデルでは生体内の腫瘍増殖や血管・間質を含む反応を検討します。臨床検体のホルマリン固定パラフィン包埋 (FFPE) ブロックは臨床組織での病理学的・分子的検証に用います。取得済みのシングルセル遺伝子発現解析 (scRNA-seq)・空間遺伝子発現解析データを活用し、遺伝子発現、発現細胞集団、組織内分布の確認・解析を実施します。必要に応じて PDX モデルを用いた治療実験や臨床 FFPE 検体を用いた臨床応用性の検証を実施します。

  • 本研究シーズの概要図

社会実装への可能性

  • 動物用医薬品の治療候補評価、作用機序の解明、病理・分子マーカーの探索に活用できます。既存データによる候補の検討から、モデルや臨床組織を用いた検証まで共同で設計します。ヒト血管肉腫についても比較腫瘍学的な仮説形成と検証に資する可能性があります。

産業界や自治体等へのアピールポイント

イヌ血管肉腫の培養細胞株・PDXモデル・臨床FFPE検体の研究リソースに加え、取得済み解析データを活用し、候補遺伝子の発現確認から病態・治療候補の検証まで共同研究を設計できます。他の動物腫瘍の培養細胞株やPDXモデルの利用や新規作製も相談可能です。

関連情報

2026/9/8公開