北海道大学 研究シーズ集

Nanotechnology / Materials

超撥水・超撥油アルミニウム

幅崎 浩樹 教授 Hiroki Habazaki
理学博士

ウェットプロセスによる簡便な防汚表面の作製

アルミニウム板やメッシュを化学エッチング/陽極酸化することによりマイクロ/ナノ階層ポーラス構造を構築し,さらにフルオロアルキル単分子膜で表面をコーティングすることにより,油を始めとするほぼあらゆる液体に対して濡れない表面を得ることに成功した

研究の内容

水や油に濡れない超撥水・超撥油表面は,防汚性,セルフクリーニング性を示す表面として期待されている。本研究は,実用金属材料であるアルミニウムに対して,簡便なウェットプロセスの組み合わせにより,水のみならずオクタンなどの表面張力が20 mN m-1と低い液体をもはじく超撥油表面を実現した。アルミニウム箔への適用も可能であり,様々な場所に防汚表面として利用することもできる。
さらに,アルミニウムメッシュを用いてその濡れ性を制御することで,油と水を分離するフィルターとしても利用可能である。 

社会実装への可能性

  • ・防汚表面
  • ・セルフクリーニング表面
  • ・着氷・着霜防止表面
  • ・水・油分離フィルター

産業界や自治体等へのアピールポイント

本技術は,工業的に利用されている表面処理技術を組み合わせたもので,工業プロセスへの適用が容易である点に特徴がある。

関連情報

2018/4/3公開